vigil記録

特発性過眠症の症状を記録しています

自動症によるミミズ字の話

いくつか前の記事で触れたミミズ字について、ここに記しておこうと思います。

テキストで説明するより多分見てもらったほうが早いな、ということで最新の(?)ミミズ字です。

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「年末年始営業時間のご案内」と書きたかった残骸たちです。

上に「26日開始」とあるのは、別のテキストを書きたかったんだと思いますが(描いた時の記憶が殆ど無いのでどうして描いたのかは思い出せません)、一番上の「泣く」はたしか全然違う言葉を書きたかったのですが頭の中がボヤボヤとしすぎて漢字が出てこないまま書きました。何が書きたかったんだ…
あと普段はさすがにもう少し普通の字です。力が殆ど入っていないので、よろけた字になっています。

この文字を書いている時は完全に自動症の状態で、簡単に言うと寝ぼけたままのような感覚?です。ちなみに、モディオダールを服用した後の話です。
頭のなかではきちんと「ちゃんと仕事をしなければ。“年末年始営業時間のご案内”と書くぞ」と意識していますが、文字はガタガタで、しかも書いている途中に何度も意識が飛び、そのまま寝落ちています。途中かなり必死に睡魔を振りほどいたらしく、「年末年始」までは書けていますが、その後の営『業』が難しかったらしく(線を書いているうちに頭は起きているのに寝ている状態になる、複雑だったり画数が多い漢字は途中で落ちるので殆ど書けない)その文字を書ききることなく力尽きています。
周囲に散らばる謎の線は、手から力が抜けてペンがよろけた時に書かれた線です。

この状態に一度入ると、自分で頭を起こすことはほぼ不可能です。真面目に仕事をやる気は頭のなかではもちろんありますが、眠気が全てを押しつぶし目を閉じさせます。
お手洗いに立ったり、動いたりすれば良いのでは?と思われる方も多いと思いますが、この少し前から脳がなにかに支配されているかのように動けなくなります。動けなくなるというよりは、そういった事が考えられなくなります。思考がうまくできない感覚です。無理やり眠りの指示が出ているからでしょうか?

ちなみにこの症状に陥っている当事者の頭のなかでは、妄想が進行しています。「きちんと文字を書けていて、目の前の仕事を進めている」夢です。ですから少ししてふと目を開き、ミミズ字を見た時の落胆がものすごいストレスになります。頭のなかでは真面目に仕事を進め、次の作業に移っていたのに、またやり直し…。1度や2度ではありません。

そしてこの光景は、はたから見れば寝不足でメモとってる途中で寝た不真面目な人間に見えることでしょう。
非常に悔しいです。人並みに起きられるようになりたいなと思います…。