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vigil記録

特発性過眠症の症状を記録しています

私が「特発性過眠症」だと判明するまで

以下に記載するものはかなり「自分語り」としての側面が強く、至らない生活を送ってきた身としてはこのようなものをWWWに公開して大変申し訳ない気持ちもあるのですが、とりあえず生まれてから特発性過眠症と診断されるまでを簡単に書き留めておこうと思います。

誕生から小学校

平成になってから生まれました。

さすがに赤子のときの記憶はありませんが、家族の話だと睡眠時間は比較的長めだったようです。

幼稚園に入ると、13時過ぎから14時くらいまで「昼寝」というイベントがありました。夏の暑い間、私の幼稚園では同じ組の子どもたちが一斉に昼寝をしていました。
当時の私は寝ることが大好きだったので(今でも好きです)、なんのためらいもなく皆と同じように寝ましたが、起きた時に驚きました。16時まで寝ていたのは私だけだったからです。詳しいことは覚えていませんが、とにかく起きたら他の子は全員外で遊んでいて、待っていてくれた先生に「よく寝たね」と言われました。

小学校では目立ったエピソードはありませんが、寝ることはいつでも大好きだったので、休みの日は長い日は昼過ぎまで寝ていました。朝のヒーロー番組などは起きられないので見れず、8時半か9時ごろ起きてゴロゴロしながらアニメをみていた気がします。「デジモン」や「ゲゲゲの鬼太郎」は朝番組にしては放送時間が遅かったので、高確率で見ることが出来ました。

中学校

中学校に入学し、ある異変が起きます。寝ても寝てもひたすら眠い。いくら寝ても足りません。
当時の私は「思春期なんだから皆そうだし、特に中学生はよく眠くなる」ぐらいに聞いていましたし、実際に回りの友人も眠い眠いと訴えていたので、この眠気は人間なら誰しも経験するものだと思っていました。時間が許す限りは寝て、中学生らしく活動的に過ごしました。嘘です。かなりインドアでした。
中学3年生になり、高校受験のため近所の学習塾に入りました。その塾は3〜5人に対して一人の講師が付き、各テーブルで指導してもらうといったシステムを採用していましたが、私はひたすら爆睡していました。自分でも講師の先生や両親に申し訳なくなるほど寝ていました。やる気はあるのですが、話を聞いている内に気づくと寝ています。何度も何度も床に鉛筆を落とす音で現実に戻りました。
挙句の果てには生徒・講師・保護者の面談で「コロンビアさんは…いつも本当にお疲れのようですね…(^^;)」と文字列にすると煽りに読めるかのようなコメントをされてしまいました。事実なので何を言われても仕方ないのですが、当時の私は気付いたら寝てるんだよな…とボーッと考えつつ「本当にすみません。すごく眠いんです。」と伝えました。母には当然怒られましたが、純粋な怒りというよりは「アンタは塾でもそんなに寝てるの!?」という驚きが含まれていました。

高等学校

なんとか受験を終え、高校に入学します。ですが、高校の入学式の記憶がありません。すべて寝ていたからです。
保護者が隣に座るという形式だったのですが、入学式は本当に全部寝ていて、電車の中でもたれ掛かってくる人のようになっていたとあとで聞きました。
母は懸命に私を小突き続けたそうですが、式中はついに一度も起きることができませんでした。

母「ちょっと!起きなさい!ちょっと!!(小声)」
私「何(怒)寝てないよ(激怒)(一応小声)」

といった感じの反応だったそうで、本当に沢山の迷惑をかけました…。というか最悪だこれ…

授業中も寝ることがかなり増え、担任に「お前はナルコレプシーなどの睡眠障害かもしれないから、そういう病院に行ったほうがいい」と言われました。
当時の私は人一倍寝てしまうだけの人としか思っておらず、病気などとは1ミリも考えていなかったので(というよりは「不眠症」ならまだしも「過眠症」という病気自体を知りませんでしたし、思い至りませんでした)、いや先生、そんなわけないから大丈夫!と根拠の無い自信で軽く返しました。

当時アルバイトも始めましたが、途中全く起きていられず、スキをみて数分毎に少しだけ寝るといったことをしていました。接客業だったのに本当に無謀ですが、高校生のパワーはすごいものです。

大学からその後

それからも同じように常に眠気はつきまとい、何をするにも眠い生活が続きましたが、皆同じようなものだろうと思っていました。授業も容赦なく寝るので、提出物がある授業などは本当に焦りましたが、なんとか卒業します。

眠気は常に、起きている限り本当にいつでもありましたから、なぜ周りの人はあんなきちんと起きていられるんだろう?この眠気を耐えるくらいの気合を持っているのかな?とボーッと思い、ああ私は自分に甘いところがあるし、あんまり頑張ってないから気が緩んでどこでも寝てしまうんだなあ…皆本当に頑張ってるな…ぐらいに考えていました。

社会人になってからも常に眠気は共にありましたが、社会に出たてぐらいの頃は通勤時間が長かったこともあり「通勤時間中、電車に乗っている時は全て寝る」「昼は昼食を済ませたあとは全て寝る」「仕事に支障が出ないよう家に帰ったらできるだけすぐに寝る」を徹底してギリギリ寝ない(…けどたまにバレないように少し寝る)生活を数年続けました。

そして今年に入り、あまりにひどい眠気に襲われるようになります。仕事中も何も関係なく眠くなり、まったく仕事になりません。突然手の力が抜けて気付いたら目を閉じて眠っています。可能な限り早く寝ても、休憩時間を全て睡眠に捧げても焼け石に水状態です。作業中の記憶ごと飛んでしまいます。
自分でも「さすがにこれは本気でまずいのでは…」と危機を感じはじめます。
ただただ困り果てて、とにかくこれ以上は信頼を失う!と、ある1日の休みの予定を全てキャンセル、まるまる睡眠。ひたすら寝続け、約17時間ほど睡眠を確保。翌日非常にスッキリとした表情でしたが、その日の仕事中、なんと寝てしまいました。

「これは病気だ。」

その時はじめて、これは病気なのだと確信します。
「眠さ」にも限度がある。これはあまりに度を超えすぎていると強く感じました。

以前の私なら、中学生か高校生くらいの時期の眠気であれば、さすがに17時間寝れば次の日くらいは普通に頑張って起きていられたのに、今では全く起きられない。笑ってしまうほど意識が飛んでしまう。明らかに異常です。今までこの眠さも含めて自分自身の個性なのだと思い込ませていましたが、ただの個性や「ねぼすけな人」ではすまないレベルの強烈な眠気が襲ってきていました。

例えるのが非常に難しいのですが、火のついたロウソクが頭のなかにあって、火が消える=眠る(意識が飛ぶ)状態だと考えてください。今までは多少風の強い日があり、うーん今日は辛いなあ、早く家帰りたいな〜ぐらいのものだったにもかかわらず、今では毎日暴風雨です。24時間関係なくロウソク消え放題です。
昔のポケモンアニメの、ヒトカゲと出会う話を思い出していただければ分かりやすいと思います。火が消えかけていて、今にも倒れそうなくらい弱ったヒトカゲ

困った挙句、もうこのままでいるのは無理だと判断。「ナルコレプシー」のため病院に通っている友人に意見を伺い、病院を紹介していただき、一晩お泊まりの検査入院。
そしてついに「特発性過眠症」と診断されました。

病気だったのか

20年以上、あんたはただのねぼすけでたるんでるだけだと言われ続け何の疑問も持っていなかった私は、ものすごく腑に落ちました。ああこれ、病気だったのか。すんなりと納得ができます。
思い返せば、色んな意味でおかしい睡眠ライフを送っていたように思えます。なんとなく安心したと同時に、不安も襲ってきます。治るのか?治療はするのか?

すごく長くなったのでこのへんで一度筆を置きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。